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淳和天皇大原野西嶺上陵

平成十八年十月二十一日

9:13 阪急京都本線梅田駅から、河原町行き急行で出発。

9:57 東向日着。バスの時刻までだいぶ間があるので、一度JR向日町駅の様子を見に行く。JR向日町駅前からの「南春日町」行きバスは本数が極端に少ないようだ(阪急東向日発も一時間一本だが)。

10:45 阪急バス「阪急東向日」バス停から、65系統「南春日町」行きバスに乗車。

街中をはずれるにつれて車窓の外には竹薮が多くなり、筍料理専門店の看板なども見える。洛西の地は竹および筍の産地として知られる。

11:05 終点の「南春日町」バス停で下車。

淳和天皇陵は小塩山(642m)山頂近くにあり、歴代天皇陵中の最難所といわれることが多い。小塩山にはでかいアンテナ(NTTとかドコモとか国交省とか)が幾つか建っているので、麓からすぐに見分けが付く。
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正統な登山道&参陵道は別にあるようだが、とりあえず宮内庁ホームページに載っている府道141号線を登るルートを選ぶ。府道141号線は山頂近くまで(御陵入口前まで)車で行けるルートとして、京都の夜景スポットにも数えられていたところだが、平成十二年以降は一般車輌の通行は禁止されている。夜景スポットなどといってゴミを散らかされるくらいなら、車輌通行禁止の方がはるかに良い。
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府道141号線はもともとが車道なので、かなり曲がりくねりながら山頂を目指していく舗装道路だが、ところどころに車道をショートカットしていく山道があり、小さな道標もある。
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今日はせっかく山登りの覚悟をして来ているので、このショートカットの山道を選ぶが、これがかなり急峻な道で、革靴にショルダーバッグというスタイルでは結構辛い。蜘蛛の巣にも大いにまみれる。

幾つ目かのショートカットを登りきって何度目かの舗装道路に出ると、国交省の無線中継所に行き当たる。もう山頂は近い。
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12:37 淳和天皇陵参道入口着。敷地外から写真撮影後、カメラを片付け、蜘蛛の巣を払い、服装を整え、一礼して参進する。
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檜の高木がどこまでも続く深い森に抱かれた参道の奥に、御陵が静かにお鎮まりである。ボロ小屋に等しい旧見張所には「淳和天皇陵の陵印は、平成十二年四月一日より、桃山陵墓監区事務所で保管することになりました」という貼紙が残っている。六年前まではこの見張所に常駐する人がいて、御陵印を管理していたというわけだ。昼なお暗い森厳たるこの場所で、その人はどんな思いで御陵を守っておられたのだろう。

12:53 淳和天皇大原野西嶺上陵参拝。一礼して退下。

13:10 下山開始。帰りは府道141号線ではなく、正統な登山&参陵道を下る。こちらは全行程山道だが、登って来た時のショートカット道より、かなり広くて緩やかである。途中何度か走ってみるが、革靴で滑りやすいので、おとなしく歩いて下りるほうがいいようだ。

13:56 正法寺裏まで下山。以前大原野神社に参拝したときに、神社の一の鳥居前に正法寺という寺があったのを思い出した。その裏側だから、この道は南春日町バス停から大原野神社に通じる道の一本南の道ということになる。

麓の里まで戻り大原野神社へ向かう。

14:17 大原野神社参拝。
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14:25 大原野神社境内の「春日乃茶屋」で小休止。よもぎ餅とグリーンティーのセットを注文。

15:15 阪急バス「南春日町」バス停から、「阪急東向日」行きバスに乗車。

15:35 「阪急東向日」バス停で下車。

15:42 阪急京都本線東向日駅から、梅田行き急行に乗車。

16:03 茨木市駅で梅田行き特急に乗り換え。

16:22 梅田着。

旧皇族が語る天皇の日本史
京都 大原野―A Souvenir Postcard Book
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