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元明天皇奈保山東陵

平成十八年一月二十七日

9:05 近鉄奈良線日本橋駅から、奈良行き快速急行で出発。

9:43 近鉄奈良着。

9:51 「近鉄サンフラワーレンタサイクル」で自転車を借りる。ここは駅の真前ではなく、小西町の商店街を少し入ったところにある。一日900円は、橿原や桜井と同じ。

バス停などを少し調べたあと、奈良公園へ向けて登大路を東進し、県庁前から国道369号線を北上する。東大寺転害門を見学し、さらに北上。「奈良阪」の最高点近くから奈良阪越え京街道の旧道に入り、奈良豆比古神社前に至る。あとしばらく行けば、京都府との府県境である。
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10:57 奈良豆比古神社参拝。

主祭神は、光仁天皇御父追尊天皇春日宮天皇(志貴皇子)。

境内に「元明天皇陵墓碑御旧趾」と読める石碑がある。古くはこの場所に別の石碑があり、神社西方の山が土砂崩れを起こした折に出土したものであると伝えられていた。学者の藤貞幹(藤原貞幹)がそれを元明天皇陵の陵碑であると考証したことから、出土した山が現在の元明天皇陵として治定された。のちに陵碑は元明天皇陵内の山上に建てられた小屋内に移され、その隣にはレプリカも建てられているという。そして陵碑が置かれていたこの場所に「御旧趾」を示す石碑が建てられたというわけだ。なお、藤貞幹は偽書捏造マニアとして悪名高い人物でもある。

社殿裏には県指定天然記念物であるクスノキの巨樹がある。その造形は十字架に架けられたキリストの後姿のようでもある。
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奈良阪町の住宅地を抜け、元明天皇陵と元正天皇陵の間を断ち切るように走っている県道44号線に出る。北上して「奈保山御陵」バス停を確認したのち、元明天皇陵に向かう。

11:27 元明天皇陵前着。敷地外から写真数枚撮影後、カメラを片付け、服装を整え、一礼して参進する。
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11:37 元明天皇奈保山東陵参拝。一礼して退下。つづいて、すぐ近くの元正天皇陵に向かう。

元明天皇・元正天皇―まさに今、都邑を建つべし
万葉集
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